火災の際に家族を守る耐火性能
火事は火の元に注意することが何より大切です。
木造の家は表面が燃えてできた炭化層の断熱効果で木の内部にまで燃え進むことを遅らせる効果があるといいます。
ただ、万が一、出火したことを考えると、燃え広がらないつくりや延焼を防ぐ構造にしておくことが、大切な家族を守ることに繋がります。
結晶水を放出する石膏ボード
住居の壁や天井の下地のほか、各居室に石膏ボードを使用することにより、耐火性とともに万が一の火災発生時に延焼防止効果を向上させています。
石膏ボードには約21%※1の結晶水※2が含まれており、火がまわった際に熱分解の反応によって、一定時間、水蒸気を発散。温度が上昇することを抑制します。
※1:出典 一般社団法人 石膏ボード工業会「ハンドブック」より
※2:石膏の主成分である硫酸カルシウムと水分子が結合した状態。
もらい火に強い外壁材
火災は隣家で発生するケースも想定しなければなりません。隣家からのもらい火や飛んでくる火の粉の影響を最小限に抑えるために、外壁には火に強い不燃材料に認定されている外壁材を標準仕様で採用しました。
この外壁材は完全無石綿化(ゼロアスベスト)を実現とし、環境面にも配慮しています。
不燃性のグラスウール
万が一の火災の際、壁や天井に使用される断熱材が可燃性か不燃性かによって、安全性が大きく変わってきます。ヤマダ・ウッドハウスが採用する高性能グラスウールは国土交通省から不燃材料として告示される数少ない断熱材のひとつです。不燃性のガラスを原料としているために、火災時の延焼を防ぎ、有害なガスが発生する危険もありません。
火災報知器を標準装備
火災が発生した際、人は目で炎や煙を見たり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたりと、五感によって気付くことがほとんどです。しかし、就寝中などは火災に気付くことが遅れがちです。そこで火災報知器を各居室やキッチン、階段などに設置することで、いち早く火災の発生をキャッチし、初期消火や避難などの行動を素早くとれるようにします。